届かないメール。何分たっただろう。 いつも、返事をかえしてくれることはない。 黙ったまま、何度となくときがすぎる。 「彼女できた?」「今なにしてるの?」 そんなメールにさえ返答はない。 いぢわるにさいていに堕落した問いを返していた。 ある日、帰ってきたメール。 すごく早かった。 内容は「アドレスは存在しないか間違えている可能性があります」。 ・・・わかるよ。 答えてくれたっていいじゃん。 愛したあなただから、こんなことをするのはわかってた。 だいぶ前に聞いたことがある。 「きらいな人ができるとね、メールアドレスを変えて自分を変えるんだよ」と。 あぁ。そうだったね。 流れる涙は、止まらなかった。 とめれなかった。 拒絶された気がした。 あぁ、あなたにとってワタシはもういらないんだね。 わかってるよ。あなたにはもう新しく必要とする人がいる。 ワタシなんて、もういらないんだね。 最後にメールを送った。 届かないメール。 最後のメール。 あなたに送るメール 「あなたを今でもあいしてる」 メールはもう とどかないまま、ワタシのココロの中に残される。 ワタシを必要としてない人がまた一人増えた。 ワタシはまた、一人ぼっちになってしまったのだろうか。 あぁ、涙がとまらないまま携帯の画面がくもる。 ごめんなさい。 そして、ありがとう。 そして あいしてる・・・・。 ジャンル別一覧
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